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おんだ祭り

概要

阿蘇谷の稲田が瑞々しく成長するこの時期、阿蘇の農耕祭時の中でも重要な「御田植え神幸式」、通称「おんだ祭り」が毎年行われています。

この祭りは一年の豊作を祈るもので、神様が稲の生育ぶりを見て廻られる神事として国の重要無形民俗文化財に指定されており、7月26日には国造神社、7月28日は阿蘇神社で行われます。

阿蘇市一の宮阿蘇神社では 稲の生育ぶりを見て廻る神幸行列が午前10時に出発して、馬に乗った 阿蘇大宮司(あそだいぐうじ)、阿蘇神社の十二の祭神が遷(うつ)られた4つの輿、白装束の宇奈利、早乙女、田楽、獅子頭、田植人形などが列を作り、途中2ヶ所の御仮屋に立ち寄りながら阿蘇の田畑をゆっくりめぐります。
宇奈利(うなり)とは、田んぼを観て回る神様達の食事などの貢物を入れたお櫃を頭の上に乗せて行列に参加する女性達で、神の使いを現す白装束と白頭巾の姿がとても幻想的です。

行列は正午近くには一の御仮屋に着き、駕輿丁による田歌の中で御田植式が行われます。
御田植式では、神職が神輿の屋根に稲の苗を投げ上げるのを合図に参加者もそれに続き、
「苗が神輿の屋根にたくさん乗るとその年は豊作になる」「落ちた苗を自分の田に植えると虫がつかない」と言われています。
また「一の御仮屋を出発したあと神輿の下をくぐるとご利益がある」ともいわれており、沿道の人々は神輿にお賽銭をあげたり、下をくぐるなどして無病息災を祈願します。
青々とした田園の中を神幸行列が古式ゆかしく巡る幻想的な光景を見ようと、毎年大勢の観光客やカメラマン達が集まります。

2日早い7月26日に行われる国造神社おんだ祭りは、神輿が1基、御仮屋は1ヶ所、宇奈利も6名と小規模ですが、祭りの内容は同じで、北外輪山の山裾の杜を背景に、古代の儀式をまの当たりにしているようです。
昔から不思議とこの日には夕立があり、「手野のおんだは夕立おんだ」と諺にもなっています。

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カテゴリ : 文化・歴史
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関連語句 : 阿蘇の農耕祭事

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