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まかない家 MATSU-松本金男

すべての経験が、「今」を作り上げている。



われながら、自分の店なんか始めるとは思ってもみなかった。
ただがむしゃらに働いていただけだった、と松本金男さんは振り返る。
「年をとるということは、自然になんとなくチャンスが巡ってくるもんですね」
というのは謙遜。
勤勉実直に生きてきたからこそ、まわりからの信頼が生まれ、当然の成り行きで一城の主になったのはまちがいない。
二十代前半に福岡の中華店に七年、その後、熊本の洋食屋で一年。
和食レストランも経験し、あか牛料理レストランでおよそ三十年。
そして、そのレストランの向かいに出したのが「まかない家」というわけである。
いくつもの川がひとつの湖に流れこむように、すべての経験が今の店主の技術と人柄を作り上げている。
妻は店内の装飾工芸品を作り、娘は焼き菓子を焼いて店頭で売り、息子は父とともに厨房に入る。
周囲が認める仲のよい家族だ。
「この父は、仕事ばかりでつまらない男ですけれどね」


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カテゴリ : 行政
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