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アマナ

概要

早春に白い花を咲かせる小型の草花で、地下には広卵形の球根をもつ。球根は外側に黒っぽい皮がある。10cm位の深さに埋もれており、しかもそれに繋がる茎が細いので、掘り出そうとしても切ってしまうことが多い。
葉はこの茎の中程からつくので、地表では根出葉のように見えます。葉は2枚、ほぼ同じ大きさのものが向かい合います。
線形で長さ10-25cm、幅は5-10mm、中央がくぼんでUの字になっており、色は緑色で裏面はちょっと紫がかり、全体に白い粉を吹いたような感じに見えます。
この葉の間から15cm程の花茎を立て、その先端に花を一つだけつけ、花の下には一対の苞があり、小さな葉状で緑色をしています。花被は六個、長さ20-25mm、披針形で先端がやや尖り、白で背面には紫の筋が入ります。釣り鐘状に抱えて咲き、上向きかやや斜めに向きます。雄蘂は六個で花被より少し短く、葯は黄色い。花の見かけはごく小さなチューリップそのものです。
晴れた日には花がよく開くが、曇りの日には閉じてしまいます。

季節

春の花の中でも特に早く咲くもののひとつです。
新春に葉を伸ばし、それから花が咲くと、葉は夏頃まで残ります。
周囲の草丈が高くなると埋もれてしまいます。

環境

日向の草地に生え、やや湿ったところに多くみられます。
背丈の高い草地には生えないため、実際には春先に草刈りや野焼きの行われるような、里山的環境に見られます。
水田の畦や河川の堤防などに生育地が多かったが、現在ではそのような環境は大きく変化しており、見られる場所は少なくなっています。
本州東北地方南部以南、四国、九州、奄美大島に分布し、国外では朝鮮、中国東北部から知られています。

利用

食用にされたこともありますが、現在では利用されていません。また、山茲姑(さんじこう)の名で薬用とされることもあるそうです。
小さいながらも可憐な姿は山野草としての鑑賞価値も持ち合わせていますが、栽培は易しくないようです。

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カテゴリ : 阿蘇の自然
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