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イタヤカエデ

概要

高さ15~20mほどになる落葉高木です。
樹皮は暗灰色で、縦縞に模様がわずかに入ります。
カエデ類は陰樹で、総じてあまり大きくなりませんが、イタヤカエデは直径1mになるものもあり、材が硬いのでスポーツ用具にも使われています。
イタヤカエデの漢字表記は板屋楓で、板で葺いた屋根のように葉がよく茂ることからこの名が付きました。
葉は対生で、5~7、9裂し縁が全縁になるものをイタヤカエデとしています。裂数、毛の有無などにより亜種が生まれました。
花は、雌雄同株ですが雄花、雌花(両性花)が1つの花序内(あるいは個体内)で雑居しています。新枝の先に黄緑色の花を複散房状につけます。
果実は翼果でクルクルと回転しながら落下します。翼があるので対空時間が長くなり風に乗って遠くまで飛ばされます。
2個の種子を分離せず対のまま落としても回転はしません。

データ

学名Acer mono
別名
分類カエデ科カエデ属
原産・分布
用途庭木、公園樹、家具、楽器材、スキー板、野球用バット


カテゴリ : 阿蘇の自然
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