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カヤネズミ

概要

国内に生息するネズミの仲間では最も体が小さく、背中はオレンジ色~茶色、褐色や赤褐色など様々で腹部は白くなります。
目と耳は大きく、尾は長くて裸出し、草木に巻きつけることが出来ます。
カヤなどの茎に、地上から0.6~1m程の高さのところに直径10cm程度のボール状の巣をつくります。
種子や草類、穀物などのほか、バッタなどの昆虫を食べています。
九州など南部の地域での繁殖は、春から初夏と、秋から初冬にかけての2回行われ、関東などでは夏に繁殖しています。
かつては農村周辺に家畜の餌、屋根材料などの目的で利用するための茅場、あるいは家畜の放牧地などがあり、そのような草原に多数生息していましたが、近年、それらの場所が利用されなくなり、遷移が進んで雑木林化したり、逆に開発されて消失するなどして非常にその数を減らしています。
現在では国内の分布域の約8割のレッドリストに掲載されるまでに追い込まれています。

データ

学名Micromys minutus
別名萱鼠、茅鼠
分類ネズミ科カヤネズミ
原産・分布ユーラシア北部、日本全国


カテゴリ : 阿蘇の自然
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