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カルデラ内の火山群

カルデラ内の火山群(中央火口丘群)

 カルデラ内の火山群は、高岳(1,592m)、根子岳(1,433m)、中岳(1,506m)、杵島岳(1,321m)、烏帽子岳(1,337m)の“阿蘇五岳”をはじめとする多くの山体で構成される。これらの火山の中には、成層火山(高岳、根子岳、中岳、烏帽子岳など)、スコリア丘(米塚)、タフリング(池の窪)、溶岩円頂丘(杵島岳東側火口底)、泥火山・噴気地(吉岡、湯の谷、地獄)など、多様な火山型が含まれ、また形成時期も様々である。このため、各々の火山体の地形、構成物、内部構造などは全体としてきわめて多様である。この火山群には、火山の成り立ちを理解するうえで基本的かつ重要なジオサイトが各所に多数存在する。

 カルデラ内の火山群のうち、特にそのほぼ中央に位置する中岳は、有史時代を通じ今日に至るまで活発な活動を繰り返してきた国内でも有数の活火山である。中岳火口では、噴火時以外でも噴気活動が常時続いており、この影響で火口周辺の半径数km以内の地域では、限られた特定の植生(灌木や草本)のみが生育する特有の火山荒原景観がつくり出されている。中岳火口周辺地域には、火山ガス濃度測定器や噴火時の待避施設が整備され、火山ガス濃度が基準値を超える場合や噴火時を除き、安全な火口見物が可能で、内外から多くの観光客が訪れる国内でも有数の観光スポットである。ここでは、火口のほか、様々な火山噴出物、火山地形、特有の植生など、火山地域としてはきわめて特異な風成地形(砂丘など)も認められ、火口および周辺地域一帯は、火山活動、火山噴出物、地形、植生などを総合的に理解するうえで示唆に富む優れたジオサイトである。

写真

火口

参考

阿蘇ジオパーク
阿蘇ジオパークのジオサイトとして選定されています。


カテゴリ : 文化・歴史
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