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一の宮音頭

【1】
 阿蘇の雲海(うんかい)五色(ごしき)に染めて
神々(かみがみ)ながらの日が昇る
燃ゆる火の山(やま)麓(ふもと)の町は
肥後の産土(うぶすな)一の宮

【2】
 昔なつかし箱石(はこいし)峠(とうげ)
バスで指さす古閑(こが)の滝(たき)
汗で見上げた滝室坂(たきむろざか)も
今は鼻(はな)唄(うた)七曲(ななまが)り

【3】
 招く噴(ふん)煙(えん)よ心も空に
急ぐ裾野の郭公島
花のむしろは仙酔峡(せんすいきょう)よ
パコダ(谷)見下すロープウェイ

【4】
 宮の祭も数ある中で
闇(やみ)に火に振る御前(ごぜ)迎(むか)え
御田(おんだ)過(す)ぐれば秋風吹いて
千町(せんちょう)実(みのり)の豊穣会(ほうじょうえ)

【5】
 山のハイウエー古城(こじょう)が鼻(はな)に
望む五岳の大絵巻(おおえまき)
広野(こうや)はるばる夕焼け空に
唄が流れる草(くさ)泊(どま)り

【6】
 木にも草にも昔が恋し
手(て)野(の)の神杉(かみすぎ)長目(ながめ)塚(づか)
誰を松風(まつかぜ)小嵐山(しょうらんざん)の
影(かげ)がささやく鹿漬川(しつけがわ)

【7】 宮地(みやじ)、坂梨(さかなし)、中通(なかどおり)、古城(こじょう)
担ぐ神(み)こしは一の宮
心(こころ)揃(そろ)えば唄声揃う
唄が揃えば手も揃う

参考

くらしのあゆみ 阿蘇 -阿蘇市伝統文化資料集-



カテゴリ : 生活
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