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人為草原

概要

人為草原

一口に草原と言っても、草原には自然草原と人為草原とがあり、人為草原はさらに半自然草原人口草原とに分けられます。

阿蘇の草原は、低木林ミヤマキリシマ群落の外側に位置している。そしてその外側には森林が発達している。つまり低木林と森林の間に草原が広がっているのです。本来ならミヤマキリシマの低木林の外側には森林が発達するのが自然の姿であり、この配列順は自然の植物群落の遷移の進行からは逸脱しています。

阿蘇は北緯33度付近にあり、草原は主に海抜600~800メートルの高さに広がっています。年平均気温は10度~12度で、年間降水量は3000ミリを超えます。このような自然条件下では通常はほぼ全域が森林で覆われるのが自然本来の姿で、実際、外輪山西側の北向谷や西北側斜面の菊池渓谷、南外輪山内壁の狼ヶ宇土及び外側斜面の大矢国有林、それに阿蘇五岳の一つで東端に位置する根子岳などにはまとまった森林が発達しています。また、成長したスギやヒノキの人工林が実証しているように今でも森林を発達させるだけの地力もあります。にもかかわらず草原の状態にあるのは人為によっているからです。即ち、阿蘇では数百年前から1000年以上の長い年月にわたって続けられてきた放牧・採草・野焼きなどの人的行為によって森林への遷移が妨げられているので、人為による半自然草原なのです。

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カテゴリ : 阿蘇の自然
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