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伝説小池野の池

伝説小池野の池(市指定史跡)
 小池野の池は、国道57号沿いの大字小地野字永仁田の菅原神社に隣接し、広さ約10坪、深さ約2~3mあります。
池の正面に祠が祭られ、毎年9月30日には近くの人達が供養しています。
この池の周辺には、水に由来する池畑・別永仁田・内永仁田・水の下・水の上・南池尻・池尻・水の本・池日当などの小字があり、地下水が豊富でこの地域一帯の水源地です。

 小池野の池は「小池(こうじ)の七池」から続く、次のような伝説が残されています。
「今から500年程前、竹田の豪族の緒方家に美しい姫君が誕生し清夜姫と名付けられました。姫が16才を迎えた頃、菊地のお城では若君の嫁を探しており、清夜姫を見立てました。早速、阿蘇大宮司に仲介を依頼した結果、めでたく縁談はまとまり、春の終り頃に輿入れの運びとなりました。

 6人の腰元と警護の武士達に付き添われ、竹田~坂梨~手野~山田と行列は進んで行きました。
小池の池に差し掛かった時、姫が水を飲みたくなり輿を止めたところ、姫は池に行くなり突然身を翻して跳び込み、見る見るうちに蛇身となって沈んでいきました。
それに動転した腰元も、悲嘆のあまり次々に池に飛び込み、すべて大蛇になりました。
武士達は、直ちに菊地の家臣が待つ車帰へ駆けつけて事の次第を伝え、引き返して小池の北山で割腹し果ててしまいました。
姫と腰元の7体の大蛇は別々の池に分かれて住み、小池の七池といわれるようになりました。また、北山には、武士達の墓の石が今も残っています。

 その後、いつの頃からか、下野の男大蛇が小池に通っているという噂が広まりました。
男大蛇は黒川をさかのぼり、松ヶ鼻の往還を横切って小池の池に入りますので、通り道は雨の日は乾き晴れた日は濡れていました。
こうした噂をはばかったのか、男女の大蛇は波野の小池野の池に移り住み、夜な夜な愛をささやきあいました。」

 なお、小池野の“池”の表記が、波野村時代に“地”と改正されましたが、この池の伝説や、小字名が水に由来することを考えると“池”と表記されるのが好ましいと思います。

写真

伝説小池野の池

御沓の菅原神社

昭和58年頃の茶臼塚

参考

~文化財を大切に~  みんなで護ろう文化財



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