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俵山

俵山の東斜面は阿蘇カルデラの南郷谷に面した急勾配で、西斜面は比較的緩やかに熊本平野へ下る地勢となっています。俵山の山名は南郷谷から見上げた山の姿をを積み上げた米俵に見立てたことに由来します。

春の野焼きで山腹には広い草原が維持されています。阿蘇山など周辺への眺望にすぐれ、熊本市に近いのでわらび狩りやハイキングで人気があります。山腹の西側には熊本市や有明海方面を遠望する扇坂展望所、東側には阿蘇五岳と眼下のカルデラを一望におさめる俵山峠展望台があり、山頂へは揺ヶ池の登山口から徒歩で登るコースと、俵山展望台の駐車場まで車で登るコースなどがある。山頂からは南郷谷がすみずみまで見渡せます。

熊本市と高森町を結ぶ熊本県道28号線は、かつては俵山峠(標高700m)を越えるルートでしたが、七曲峠とも呼ばれた急カーブの連続する道で、霧や冬季の路面凍結に悩まされる交通の難所でした。この俵山峠を越える自動車道に代わって、2003年に俵山の山腹を長大トンネルである俵山トンネル(2057m)、南阿蘇トンネル(757m)で抜ける俵山バイパスが完成し、これによって熊本市から南阿蘇方面への交通の便が大きく改善されました。

2005年には西側の山腹に風力発電所「阿蘇にしはらウィンドファーム」が建設されました。10基の大型風車は、熊本市からも望見されます。

標高1095メートル

写真

俵山峠付近                 風車


カテゴリ : 阿蘇の自然
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