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先阿蘇火山岩類

先阿蘇火山岩類は現在の阿蘇が形作られる以前、つまり阿蘇火砕流が噴出する以前から活動していた火山の火山岩類で、主にカルデラの外輪山を形成しています。これらは安山岩を主体とする豊肥火山岩類やデイサイト(石英安山岩)、流紋岩を主体とする万年山火山岩類からなり、およそ200万年前から40万年前の火山活動によってもたらされたものです。東~北東部の外輪山内壁では標高550~650㍍以下に、北~西部の外輪山内壁では標高750~900㍍以下に分布しており、主に外輪山内壁の中部から下部にかけて露出しています。遠見ヶ鼻(大観峰)や兜岩などでは頂上近くまで急崖をなして露出していて、バス道路沿いで柱状節理や板状節理などのクラック(ひび割れ)が見られ、全体として崖の急な勾配を保ったまま阿蘇谷へと没しています。なお、南郷谷西部の戸下、栃木の旧道沿いでも典型的なクラックが観察できますが、これは中央火口丘からの溶岩に由来するもので、先阿蘇火山岩類とは別のものです。ここで注目すべきことはこの先阿蘇火山岩類の地層が、手野のあたりの北外輪山内壁で最も低い標高となっていることです。これは宮川の大量の湧水と関連しています。

参考

阿蘇一の宮町史 阿蘇山と水

カテゴリ : 阿蘇の自然
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