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国木田独歩「忘れえぬ人」
更新日: 2012-04-13 (金) 17:26:01 (4389d)
国木田独歩(くにきだどっぽ)は明治27年(1894)、阿蘇に登りました。
山から下りて一休みしたところが阿蘇市一の宮町宮地の「岳見橋」といわれています。
ここから見渡す五岳は素晴らしく「…噴煙のさまの様々に変化するを眺めたり、聞くともなしに村落の人語の遠くに聞こゆるを聞いたり」します。
するとそこを「宮地やよいところじゃ阿蘇山ふもと」と歌いながら馬をひいた若者が通り過ぎて行きました。
「忘れえぬ人」の1人として心に刻まれたのがこの若者でした。清澄な読後感にあふれ、散文の形式で書かれた詩と呼ぶにふさわしい抒情性の豊かな作品です。
参考
阿蘇の達人 ~阿蘇をつくった神々と歴史~
索引 : く
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