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干し草うせ

概要

水稲の収穫が終わると、阿蘇では一息つく間もなく冬が訪れます。この時期は、冬を越すための大切な準備作業に取りかからなければいけません。牛馬の飼料である干し草を草原から学ぶ「干し草うせ」という仕事が待っています。
多い人は牛を3~4頭も連結して、この干し草うせを行います。先頭には飼い主の命令伝達をよく聞き分け、行動に落ち着きがあり、作業に習熟している年寄り牛を配置。そのあとに、落ち着きに欠ける若牛をつけました。馬をつける場合は、最後尾につけました。馬を先頭にすると、足が早すぎて牛の連結が切れるからです。
万が一、何らかのトラブルで連結が切れてもいいように、切れやすい藁縄で牛を連結しました。切れにくいロープだと、鞍が直接引かれて崩れる危険性があったからです。集落全体が同じ季節に作業するので、干し草うせの道連れは多かったそうです。
阿蘇品坂をほぼ登り切ったところに、年中水が滲み出る牛の水飲み場があり、ここに来ると、連結の牛は順序よく水を飲みました。
牛の背には6~12把の干し草を鞍に結束上りと下りの牛が坂の途中で出くわした場合は、積載している下りの牛が優先し、上りの牛は広い場所で待って離合していました。このような長年の習慣で坂道での安全が守られていました。


カテゴリ : 生活
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