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彫刻家-石原昌一

肖像彫刻には、人間の内面が詰まっている。



アトリエに足を踏み入れると、圧倒的な力が風のごとく吹きつけてくる。
豊かな存在感を示して立つ肖像彫刻の群れが放つ力だ。
それは、ずっしり詰まった人間の内面が語りかけてくるかのよう。
阿蘇に居を構え、長く制作をつづける石原昌一さんは著名な彫刻家である。
文献精読から始まり、考えをじっくり煮詰めて生まれてくる肖像たち。
だからこそ、そこにひとりの彫刻家の「人間に対する畏敬」がこめられている。
出身は埼玉県だが、幼いときから阿蘇の雄大さに惹かれていた。
「まさかここで暮らすようになるとは思ってもみませんでした」
三十代から熊本大学教育学部教授として多くの教え子を育ててきた。
むろん精力的な作家活動を繰り広げながら。
現在は文化協会などの仕事のほかに、幼児教育にも携わる。
「観察力を磨き、自分の手のひらで立体を作り上げることは……」
すべての教育の基礎になるといえるほど有意義、との確信は揺るぎない。


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カテゴリ : 行政
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