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御田植神幸式

 阿蘇神社では、前夜に十二神を神輿にうつす遷座(せんざ)祭(さい)が行われます。一の神輿に健磐龍命、二の神輿に阿蘇都比咩命、三の神輿に三・五・七・九・十一・十二の宮の男性神、四の神輿に二・四・六・八・十の宮の女性神が遷座します。
祭りでは、神輿は駕(か)輿丁(よちょう)に担がれて、神幸(みゆき)門(もん)から出発します。
猿田彦を先頭に、鷹持(たかもち)・宇奈利14名・獅子頭・早乙女・田楽(でんがく)・田男(たおとこ)・牛頭(うしがしら)・田女(たおんな)・神輿・宮司等、約200名の大行列でお仮屋(かりや)へと向かいます。
青田の中を進む行列は、豪華な絵巻を見るようです。

 一のお仮屋に到着し、神輿が納められて神事が行われます。その後、お仮屋の前で駕輿丁たちにより田歌が歌い始められます。打ち鳴らす大太鼓を中心に宇奈利・獅子頭等が集まり、その周囲を神輿がまわり、駕輿丁たちは田歌を歌い続けます。
まわっている神輿に宮司が稲の苗を投げ、神職や氏子たちも続けて投げますが、これを「御田植式(おんたうえしき)」といいます。
その後行列は二のお仮屋に向かい、この時から田歌が歌われ、行列はゆっくりと進みます。
また、沿道の人は神輿くぐりや宇奈利の櫃(ひつ)に手を合わせたりします。二のお仮屋でも同様に神事が行われます。

 行列は、青田の中を田島-下町-仲町-上町-賽木と進み、神社に到着します。還御門から入り、神殿を12回まわる「宮巡(みやめぐ)り」が始まります。そして、境内で7回まわり、御田植式が行われます。
その後、神輿は拝殿に安置され駕輿丁による歌い納めや成就(じょうじゅ)祭(さい)が行われ、御田植神幸式は滞りなく終わります。夜のとばりがせまる頃、祭を無事に終えた人々の日に焼けた顔に、安堵の笑みがこぼれます。

参考

~文化財を大切に~  みんなで護ろう文化財


カテゴリ : 文化・歴史
関連語句 : 阿蘇の農耕祭事

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