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採草と索道

概要

昭和28年6月26日、阿蘇地域は未曾有の大水害に襲われ。草原に通じる牧道が各地で崩壊し寸断されました。農業の生命線ともいうべき坂道が使えなくなり、農家は大きな不安をいだきました。
この対策として、補助事業により昭和29年から30年にかけて設置されたのが「索道」です。
外輪山と集落間の標高差300m、延長600mにワイヤーロープを通し、重力を利用して草を降ろす装置で、この時代としては画期的な近代施設。ワイヤーの太さは親指大で、循環式の台車には滑車が2個つき、この台車の下に草をロープで吊り下げて降ろしていました。滑車台につけられた細い補助ワイヤーがブレーキの役割を果たし、これを上で引っ張って速度をコントロールしていました。草の吊り下げ重量は1駄(約60㎏)程度。便利さに珍しさも加わり、大いに利用されました。しかし、ワイヤーの腐食やブレーキ装置の故障などで、4~5年間で役目を終えました。

当時の索道の設置場所は願成就坂、栗の木坂、えざり坂(北坂梨)、象ケ鼻などでした。象ケ鼻では大収穫のワラビを索道で降ろそうとして、風圧のため途中で飛散してしまった事もあったそうです。


カテゴリ : 生活
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