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旧一の宮町

概要

県の東北部、阿蘇郡のほぼ中央に位置し阿蘇カルデラ東北部と外輪山上の原野が町域です。南部は中央火口丘の高岳、根子岳、東側と北部は原野。中央と西部が火口原内の平野となっています。集落は外輪山麓と平野部に発達しており、面積105.32平方km、人口約11,000人、世帯数約3100戸。明治22年(1889)町村制の施行で宮地村、坂梨村、古城村、中通村の4村が置かれました。その後、宮地村は34年に町となりました。4町村は地理的、社会的に一体で次第に合併機運が高まり、昭和29年(1954)に合併となり一の宮町となりました。中世までの支配者は阿蘇神社の神職であった阿蘇大宮司家で、南北朝から戦国時代には武士団の長として、祭祀権を併せ持つ祭政一致の支配を行いました。江戸時代には細川氏領となり坂梨手永に属しました。全域が標高500m以上の高地で、低温多雨、8月の平均気温23.8度、1月は1.8度、年間降水量2,400ミリを越えます。白川の支流、黒川の源流が小河川を形成しています。農・畜産業が盛んで、ほ場整備、原野の改良などが進められています。農業は米作が主で「うまい米」づくりが進められています。畜産・酪農王国としても名高く、商業は農村部を背景に商業圏は隣接町村に及びます。国鉄豊肥本線が通り宮地駅があります。並行して国道57号線が熊本、大分を結んでいます。また九州横断道路が別府に通じており、国道265号が高森町にのびています。郡内の行政、教育の中心地でもあり、この地は阿蘇神社の祭礼をはじめ古代を今に伝える祭事が多く伝えられてきました。全域が阿蘇国立公園に含まれ、自然環境に恵まれ、阿蘇神社、阿蘇五岳、仙酔峡などが有名です。

町章
「宮」を図案化し、「一の宮」を象ったものです。
町花 ミヤマキリシマ
開花時期4月~6月九州の山地にのみ自生し仙酔峡の群落が有名です。枝先に散形花序(枝先に1個つずつ花がつく)を出し、紅紫色や桃色の小さな花を2~3輪つけます。
町木 ウメモドキ
山野に自生する高さ2~3mの低木で冬は落葉します。ウメの仲間ではなく、モチノキの仲間です。葉の形や枝振りがウメに似ているので「ウメモドキ」の名前があります。
町鳥 ヒバリ
全身茶色で、頭には小さな冠羽があります。空中でさえずる他に、牧柵、石など周辺より少し高い場所に止まって、よくさえずります。


カテゴリ : 行政
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