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林野火災

概要

空気の乾燥した日が続き異常乾燥注意報が発表されるような気象条件下で発生しやすく、強風が伴えば延焼拡大の時間は非常に早くなります。
一般に交通、水利ともに不便な場所で発生しやすく、そのため発見、通報、覚知が遅れ、広範囲に延焼拡大します。
消火活動はヘリコプターによる空中消火と同時に行うなど一般の火災とは異なった防御活動が必要となります。昭和55年(1980)の1年間に発生した林野火災件数は65件、焼失面積25,882㌃、損害額16,839,000円に達しました。
火災の原因は、行楽客等によるタバコの不始末、焚き火、野焼きの飛び火などの順となっています。地域別発生状況は、原野、森林面積が多い阿蘇、上益城、天草地方で全体の約50%となっています。
火災発生の時期では、草木の枯れる11月から翌年4月までに集中しており、全体の60%を占めています。これまでに発生した主な林野火災は昭和40年3月13日玉名市小岱山(焼失面積24,000㌃、損害額2,400万円)、昭和43年阿蘇郡阿蘇町(現阿蘇市)、一の宮町(現阿蘇市)(焼失面積36,000㌃、損害額85,000万円)の大火があります。


カテゴリ : 文化・歴史
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