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柄漏流し神事

ヨミ

エモリナガシシンジ

柄漏流神事(阿蘇神社)・眠り流し国造神社

黄昏どき、天女伝説が残る田鶴原神社に駕輿丁が集まり、柄漏流の田歌を歌いながら阿蘇神社に進みます。
ねむり流しともいわれ、昔は夜更けまで歌っていました。
しっとりとした夏の夜の闇に高張提灯をかかげ、歌う男の声の韻は阿蘇谷を流れていきます。

 踏歌節会(田歌の歌い始め)に対し、この神事は田歌の歌い納めで、来年まで歌うことが禁じられます。
現在では見物人も見かけませんが、夏のにぎやかなおんだ祭りの田歌と違い、夜更けの静かな町の中をしみじみと流していく田歌は心に響くものがあります。

 阿蘇神社の柄漏流神事は、夕刻に田鶴原神社で神事があり、駕輿丁が田歌を歌いながら阿蘇神社へ向かいます。
楼門前で待機している駕輿丁と合流し、神紋入りの高張提灯を先頭に、宮司宅へ出発します。
宮司宅では田歌が歌われ、終わると阿蘇神社~上町~仲町~下町と歌い流し、折り返してきます。
沿道の家々では「流しの前に眠ると、遠いところへ流される」と伝えられ、子どもの頃は眠いのを我慢して駕輿丁をお迎えし、折り返してきた駕輿丁をお見送りしたものです。

最後に、阿蘇神社拝殿で田歌を歌い納めます。

参考

~文化財を大切に~  みんなで護ろう文化財
阿蘇の達人 ~阿蘇をつくった神々と歴史~


カテゴリ : 文化・歴史
関連語句 : 阿蘇の農耕祭事

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