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河津寅雄

概要

明治35年(1902)3月1日~昭和54年(1979)2月2日。政治家。阿蘇郡小国町生まれ。
鎮西中学校を卒業したあと、小国町で農林業に従事しました。昭和17年同町議会議員に初当選、その後議長、23年に同町長に就任。町長時代には給与など一切の報酬を辞退しました。郡、県の町村会長、38年、全国町村会長に選出され八期連続しました。
この間、30年の保守合同で自民党が誕生しましたが、分裂状態だった県連を一本化して自ら県連会長となり、15年余り県政界をリードしてきました。その他、農業、社会、教育、商工、スポーツ、報道関係など多くの団体、会社の要職につき強力な指導力を発揮しました。「河津天皇」「河津王国」などの呼称もあり、その影響力は各界、各分野にわたって深く浸透していました。
また人件費や事務費などの経費削減に努め、1963年には小中学校の教科書無償配布と修学旅行費の全額町費負担を実現、1964年には国民健康保険の世帯主・家族10割給付の実施を実現しました。
死後、その影響力が大きかっただけに憲政会は跡目相続などのため一時混乱しました。51年1月から2年ほど入院生活が続き、肺気腫により死去しました。
勲二等旭日重光章受賞

画像

1957年ジャージー種導入時の河津氏(左端)


カテゴリ : 文化・歴史
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