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盆花

概要

阿蘇地方では盂蘭盆（7月15日）に先祖の霊前に盆花として野の花を供える習慣があります。

本来は、旧暦で行われていましたが、現在では月遅れの八月に行われています。草原はちょうど秋の花が盛りを迎える時期で、供えられる花はカワラナデシコ・コオニユリ・オミナエシ・アソノコギリソウ・サイヨウシャジンなど30種以上の中から色とりどりに組み合わせられます。そして、ヒゴタイやヤツシロソウを主役に供える地区が多いのも阿蘇ならではの贅沢です。

しかし、近年は草原の衰退で豊かだった盆花も減少傾向にあり、ヒゴタイ・ヤツシロソウ・ハナシノブは、平成3年11月に「熊本県希少野生動植物の保護に関する条例」により、希少植物に指定され保護されることに。また、ハナシノブは環境省の「絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律」により、国内特定希少野生植物にも指定されています。

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カテゴリ : 生活
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