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移住農家-堀口俊文・美帆子

きついことはある、けれどそれも愉しさの一部だ。



外輪山の上、波野地区に移住してきた。
夫は千葉、妻は東京の出身。二人ともこれまで農業とはまったく無縁だった。
いったいなぜ? いろいろあってのことだが、二人が以前から都会のなかでの暮らしに小さな疑問を持ちつづけてきたのは事実だった。
そして平成二十三年、東日本大震災が起きる。
価値観がぐらりとひっくり返る衝撃が引き金となった。
その年の暮れに移住を決める。
「同年に熊本県を旅行したんです」。
阿蘇の湧水の清さに度肝を抜かれた。だからここにやってきた。
理由はそれで十分である、腑に落ちる。べつに逃げてきたわけではない。
都会に背を向けるなどという気負いもさらさらない。
自然のなかで大地と向き合って生きていきたい、ということに尽きる。
いちばんはじめに作ったのは大豆だった。
地域の人は優しい。ていねいに教えてくれて、しかも押しつけがましくない。やんわりと受け止めてくれる。
熊本地震に直面して、当然多くのことを考えた。自分たちの非力さのことも。
「半人前なのだから、自分たちの仕事を懸命に築くことが復興なのだ、と思うことにしました」と妻の美帆子さん。
「農業は『業』だからやはり厳しいです」と夫の俊文さん。
きついことはたくさんあるけれど、それも愉しさの一部なのだ。


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カテゴリ : 行政
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