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第一ルデー号

概要

県特産あか牛改良の元祖種です。
明治44年(1911)2月、農商務省七塚原原種牧場(広島県庄原市七塚町)から大分種牛所を経て、フェリック号(シンメンタール種)とともに熊本のあか牛改良のために派遣されました。
シンメンタール種で、役牛、乳牛、肉牛の兼用種です。
阿蘇郡高森町の三井仙次郎方につながれ、一期100日間供用されたが種付け頭数はわずか38頭でした。種付け料が2円(うち組合が50銭補助)と民間の10倍以上であったことや牛商の風説、斑毛の忌避などによるものでした。
同年4月27日、290円で県立阿蘇農業高校(現阿蘇中央高校清峰校舎)が購入、大正9年(1920)6月までの約10年間にわたり、阿蘇地方の在来牛に交配を重ねながら優秀な仔牛を多数生産、あか牛改良の始祖となりました。その仔牛に種雄牛「又号」が産出され、「又号」からは「第一初丸」、さらに「第二初丸」、その子に「蘇光」「蘇丸」などの名種雄牛が出来、あか牛はほとんどがこの系統に帰属しています。
第一ルデー号は体高168cm、体重1,500kgという堂々とした体格で、在来牛の改良に大きく貢献しました。

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カテゴリ : 文化・歴史
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