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絹本著色阿弥陀三尊来迎図

絹本著色阿弥陀三尊来迎図(ケンポンチャクショクアミダサンゾンライゴウズ)

県指定重要文化財(絵画)
所蔵 西巌殿寺

南北朝時代に製作されたもので、裏面に「恵心御筆日田永興寺常任」とあり、また大分県の英彦山(ひこさん)霊山寺の僧侶豪(ごう)継(けい)が文禄四年(1595)に求めたといいます。添付覚書によると、本来は日田永興寺にあったものが、元和二年(1616)には阿蘇山学頭坊(現・西巌殿寺)の僧侶豪観(ごうかん)の元に移っていたことがわかります。
阿弥陀信仰は、日本に8世紀初頭に伝わりましたが、本格的な展開は平安時代中頃です。比叡山(ひえいざん)の不断(ふだん)念仏や源信(げんしん)の「往生(おうじょう)要集(ようしゅう)」をきっかけにして末法(まっぽう)思想を背景に流行し始め、貴族から武士、やがて庶民まで急速に広まりました。
阿弥陀三尊とは、阿弥陀如来から見て左に観音(かんのん)菩薩、右に勢至(せいし)菩薩を配したものをいいます。観音菩薩は阿弥陀如来の慈悲をあらわす化身であり、勢至菩薩は知恵をあらわす化身とされます。

 来迎(らいごう)とは、臨終のときに仏がその者を極楽浄土に往生させることで、迎接(ごうしょう)とも言います。来迎図は、阿弥陀如来が多くの菩薩や天人を従えて、天上から瑞雲に乗って臨終の者のところに現れる有様を描いたものです。
「阿弥陀如来を信じていれば、臨終に際して阿弥陀如来が極楽に導いてくれる」という阿弥陀信仰を表現するために作られました。
五百年以上にもわたる永年の傷みが進行していたため、平成十五年度に保存修理が行なわれています。

写真

参考

~文化財を大切に~  みんなで護ろう文化財



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