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自然保護地域
更新日: 2016-01-22 (金) 16:13:48 (2988d)
概要
優れた豊かな自然を保護するため、法律や条例で開発の規制その他を定めている地域。国や県でいろいろな制度があり、それぞれ自然を保護し、国民がその恵沢を受け、かつ後世に引き継いでいくよう、きめ細かく定められています。関係法としては「自然環境保全法」「自然公園法」「文化財保護法」「森林法(保安林など)」「都市計画法(風致地区など)」
県条例には「熊本県自然環境保全条例」「熊本県立自然公園条例」「熊本県文化財保護条例」市町村条例には「熊本市緑に関する条例」国有林の内部規制として「保護林制度」、また「ふるさと熊本の樹木の登録に関する要項」などがあります。県でもこれらの法律、条例などに基づき自然保護を目的とする地域を指定。
①厳正に保護すべき地域②自然との調和を図りながら、生活、産業のために利用する地域ーなど土地利用が明確にされ、開発事業が厳しく規制され、自然環境の破壊に歯止めを望む国民の要請が高まり、総合的な自然保護法制定の必要性が出てきました。そこで昭和47年(1972)6月、施策の基本法としての「自然環境保全法」が制定されました。
本県では、この制定以前に「熊本県自然環境保護条例」を制定(昭和47年3月)していましたが、これを廃止し、代わりに「熊本県自然環境保全条例」を48年10月に制定しました。
自然環境の定義、その保全地域の補足の在り方の斬新さ、運用の弾力性など高く評価されています。この条例による指定地域としては、自然環境保全地域のほか、緑地環境保全地域、郷土修景美化地域があります。条例は年または集落地・近郊での風土性に富む良好な自然緑地、眺望の優れた地域、修景美化を図ることが必要な地域なども守り育てることを定めており、また自然環境保全地域などおよび県立公園地域を監視するための自然環境保全指導員制度も併せて設けられている。野生鳥獣の保護については「鳥獣保護及狩猟に関する法律」の定があります。
国指定自然環境保全地域
- 白髪岳(球磨郡上村、150㌶)
県指定自然環境保全地域
緑地環境保全地域
- 住吉神社(宇土市、3.4㌶)
- 雨宮神社(球磨郡相良村、1.2㌶)
- 高山(球磨郡深田村31.3㌶)
- 老岳神社(天草郡有明町 0.8㌶)
- 金性寺(天草郡松島町 1.7㌶)
郷土修景美化地域
- 御興来海岸(宇土市、1.5㎞)
- 林道地蔵線(阿蘇郡久木野村、1.5㌶)
- 高森峠(阿蘇郡高森町、37.5㌶)
- 大津街道杉並木(菊池郡菊陽町、6㎞)
- 国道219号沿線(人吉市、3㎞)
- 妙見坂公園(上益城郡御船町、1985平方メートル)
- 町道太田杉迫線(芦北郡田浦町、1.3㎞)
- 有明町海岸松並木(荒尾市、61.7㌶)
- 不動峰(上益城郡清和村、2.5㎞)
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