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萱野

概要

茅葺屋根の材料となるススキを収穫する目的で管理されてきた草地を、阿蘇では萱野または萱切刃といいます。瓦屋根やトタン屋根が普及する前の日本家屋では萱が基本的な屋根材であったため、このような草地は阿蘇だけでなく、五家荘のような九州山地の森林地帯でも作られ、維持管理されてきました。最近では萱で屋根を葺くことも少なくなったので、最近では萱野としての管理がきちんと行われない例が増えています。

萱野は一般の採草地より大きく育ったススキが密生しているのが特徴です。
屋根葺き材料の収穫が目的の場所だから、大きくて規格が揃っていることが必要条件となるからです。萱野の刈り取りは、農閑期の正月過ぎから初められ、飼料用の干し草刈りと時期が違うことに重要な意味があります。
9月の刈り取りでは栄養分が茎葉に残っていて、それが牛馬の飼料としての価値でもあります。しかし、正月過ぎに刈り取れば、養分の地下への移動は終わって木質化した部分だけが残っているので、虫がつきにくい丈夫な屋根葺き材が収穫できることになります。

参考

阿蘇ー自然と人の営みー

カテゴリ : 阿蘇の自然
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