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蔵原伸二郎詩碑
更新日: 2011-12-02 (金) 21:08:11 (4500d)
蔵原伸二郎(くらはらしんじろう)は、本名を惟賢(これかた)と言い、明治32年旧黒川村西町に生まれた。7歳の時熊本市へ移り、大正7年上京、美術を志したが、父の反対で慶応大学に入学した。在学中から詩や小説を書き同人誌などで活躍しました。
詩集「東洋の満月」や「暦日の鬼」などがあるが、昭和39年に出版した「岩魚」で読売文学賞を受賞しました。
40年3月埼玉県飯能市で死去、65歳だった。飯能市には市の観光協会の手で大きな詩碑が建てられています。
西町の生家跡に残っている詩碑は、昭和59年7七月、阿蘇郷土の会(会長永田珠一)によって建てられました。
故郷の山
わが故郷は荒涼たるかな累々として火山岩のみ黒く光り高原の陽は肌寒くして山間の小駅に人影もなし祖先の墓に参らんとひとり風はやき荒野をゆくこれぞこれわが誕生の黒川村か重なり重なり波うち怒れる丘陵ああ黒一點鳥の低く飛び去るあたり噴煙たかく大阿蘇山は神さびにけり
写真
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