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追いかけ

概要

草原で刈り取った干し草を牛の背中に積み、外輪山にかかる坂道を降りて家路に向います。
牛は記憶力の良い家畜なので、帰り道を覚えています。人が先頭に立って手綱を引かなくても、牛は道を間違えずにかえって行くことができました。
牛を先頭に坂を降りると、農家の人が牛の後を追う形になるので、これを「追いかけ」といっていました。とくに、牛を3頭も重連結状態にした時などは、いっそう手間がかからず楽になりました。
晩秋の夕日がつるべ落としに草原に落ちたあとは、坂道も足元も急に暗くなり、こんなときに牛の尻尾を握って牛について歩くと、無事、自宅にたどり着く。まさに「牛に引かれて善光寺参り」ならぬ「牛に引かれて夜道帰り」、夜目に強い牛の能力を利用した人畜一体の生活の知恵でした。


カテゴリ : 生活
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