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阿蘇の牛舞

牛舞」は、春は豊作を願い、秋は豊年を祝って演じられる伝統芸能(でんとうげいのう)です。牛を中心に鍬を持った男衆(おとこしゅう)、扇を持った女衆(おんなしゅう)によって、畦塗(あぜぬ)りから田植えまでの農作業がコミカルに表現(ひょうげん)されます。
 昭和36年(1961)に県の重要無形民俗文化財に指定され、宮地小学校では昭和56年(1981)からクラブ活動などで伝承に努めています。

しょうけ(竹のざる)の裏側に紙を張り、目鼻を描き、頭をつくります。
ムシロの胴とシュロの尻尾をつけ、中に、人間が2人入って牛のできあがりです。笛、太鼓の音色にあわせて牛舞が始まります。これにあわせて踊る農夫が4人、顔に墨を塗り、蓑笠をつけて加わります。田塗りは鉄火を持ち、田かきはマガを牛に曳かせて持ち、スッカリ担ぎは苗を入れた籠を天秤棒で担ぎ、鼻輪取りは牛の手綱を引いて、牛を取り巻きそれぞれの所作をして踊ります。
おどけて寝転ぶ牛、なだめすかして起こす役4人の8本の足が自在にリズムを踏みます。
後ろの田すき役からせりふが飛ぶ。
大切な牛をいたわりながら、牛への感謝をあらわします。

阿蘇の牛舞」は、阿蘇地方に古くから伝わる民俗芸能です。農耕作業の過程を表現した郷土芸能で、現在では市内の子どもたちによって伝承されています。今回は、2つの牛舞を紹介します。

阿蘇地域のの牛舞

宮地の牛舞 - 永草の牛舞



カテゴリ : 文化・歴史
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