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阿蘇品の水神木と湧水
更新日: 2015-07-10 (金) 17:54:24 (3206d)
かつて大字三野の民家入口に、樹齢450年といわれた大杉がありました。この木の根元には水神様が祀られ、1㍍ほどの深さからこんこんと水が湧き、大きなタカハヤが泳いでいました。湧き口は角石や丸石で囲まれ、主に水汲み場として利用されていました。その下流は洗い場として角石で囲まれ、米を研いだり野菜を洗ったりする清浄区域と、その下の洗濯物を洗う区域に分けられていました。この泉を生活用水として利用していた阿蘇品集落東組12戸の人々は、「水上様の川ざらえ」といって、7月7日と10月下旬の2回、日時を申し合わせて掃除をし、水に感謝の気持ちをあらわしていました。
しかし、この集落のシンボルであった水神木も平成3年9月の台風19号で大枝が裂け、主幹が傾いてきたので、平成10年5月21日に伐採されました。
現在は水神様が減少した湧き水を見守っています
参考
索引 : あ
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