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阿蘇地方の人類の歴史
更新日: 2019-08-19 (月) 09:49:28 (1674d)
概要
阿蘇地方に人間が住んでいたという遺跡は多くあり、大観峰の永倉遺跡からは「細石刃」が発見され石器時代のものと確認され、さらに西小園の「下り山遺跡」や「波寄ヶ原遺跡」からは石槍や縄文土器がそれぞれに採集されており、縄文時代の住居跡であることが確認されています。その他に、町内48箇所から縄文土器(土器片や石斧、石そく等)が発見され、弥生時代になると集落としての住居跡が既に51ヶ所におよんで散在していることが確認されています。
そのうち宮山遺跡や下山西遺跡と陣内遺跡は、すでに現地の発掘調査が実施されていて、それぞれの周辺地域に広がっています。弥生土器片の散布が確認され集落が大きかったことを証明する貴重な遺跡といわれています。
特に下山西遺跡から採取された出土品は、非常に多く、中には石棺の中に短剣が副葬されていたものもありました。
この近くには鏡山遺跡がり、遺跡からは大正4年に、国鉄豊肥線の敷設工事の折に銅矛が発掘されました。この銅矛は大変貴重な出土品で、県下でも初めての出土品でした。
索引 : あ
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