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阿蘇谷のピートモス

概要

阿蘇カルデラの地下には堆積したアシなどの植物を含む泥炭層が存在しています。
阿蘇谷は一の宮町、阿蘇町にまたがる標高500㍍内外の盆地で、大部分は現在、水田となっています。
豊肥本線内牧駅阿蘇駅を結ぶ北側の一帯、永草、千丁無田の一帯に泥炭層地帯があります。表土は火山灰の黒色土壌ですが20~40cmの下層にはアシ、水草の繊維を多量に含む暗褐色の泥炭層が分布しています。この一帯がかつて湖沼であった時代の遺物と思われ、昭和40年(1965)頃までは農耕に板下駄を用いたりしていました。この泥炭を発掘して北海道産のピートモス同様に、農林業に退避や土壌改良資材、苗木生産資材などに活用するような事業はまだ行われていませんが、48年から農業基盤整備事業により整地、排水、客土などが行われています。


カテゴリ : 阿蘇の自然
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