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高遊原

概要

熊本市の東部、白川左岸に広がる平坦な溶岩台地です。大峰山(409m)の火山活動によっと形成された標高150~200m、広さ24平方キロメートル、溶岩の厚さ約80㍍の大地です。土地は透水性に富む阿蘇火山灰に覆われているため、もともと雑木林や桑、陸稲、甘藷の畑地としても利用されていたところが多かったのですが、既設の水田71㌶と243㌶の畑地を灌漑する大切畑溜池(阿蘇郡西原村)や台地を下りた北部の畑地403㌶を灌漑する深迫ダムの建設などにより、近年はサトイモ、タバコなどの畑作物に加えて、樹芸作品やハウスにによるスイカ栽培も盛んになりました。台地上には、藩政時代に屯田兵を置いた新所や第二次大戦後開拓団として入植した高遊などの集落があります。台地の西部には、昭和46年(1971)に開港した熊本空港をはじめ、陸上自衛隊西部方面航空隊、ゴルフ場などがあります。最近は交通網が整備され、熊本市近郊という条件と相まって一帯の宅地化もみられます。


カテゴリ : 阿蘇の自然
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