山肌に描かれる「牛道」
原野の山肌をよく見ると、縞模様ができている場所があります。
これは体重500~600キログラムもある牛が草を食べながら長期間にわたって歩いた跡で、「牛道」といわれています。牛は急な坂は登れません。
放牧された牛はリーダーと呼ばれる牛を先頭に等高線状に登ります。その踏み固められた跡が牛道として残っているのです。
傾斜35度という急斜面であってもその斜面全体の草を均一に食べつくします。
トラクターの移動は傾斜角度13~15度が限界とされています。
傾斜15度以上の急傾斜が全体の70%を占める阿蘇の草原では、牛がいなければ草原の有効利用と環境保全はできないのです。
牛馬優先
阿蘇登山道路は牛馬優先です。
そのほか「牛馬優先」の看板はいたるところにあります。
歴史にも見られるように、阿蘇の原野は、もともと牛の放牧地だったところで、今もそれは変わりません。
登山道路にある標識(看板)は「ここでは牛が主役です」ということを示しているものです。
カテゴリ : 生活
更新日: 2011-11-28 (月) 00:00:00 (5233d)