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行政

農免道路

概要

農免道路とは、「農林漁業用揮発油税財源身替農道整備事業(のうりんぎょぎょうようきはつゆぜいざいげんみがわりのうどうせいびじぎょう)」によって整備された農道の一般的な呼称です。農業用に整備される道路が農免道路、林業用が林免道路(りんめんどうろ)、漁業用が漁免道路(ぎょめんどうろ)と呼ばれ、いずれも同じ制度に基づいています。

制度の概要

農林漁業に従事する者が使用する揮発油(ガソリン)には、本来、道路整備の財源となる揮発油税が課されています。この制度では、農林漁業用の揮発油に対する税を免除する代わりに、免除相当額を農道・林道・漁業用道路の整備費用に充てる仕組みがとられました。これが「身替(みがわり)農道整備事業」と呼ばれる所以です。

この事業は、「土地改良法(とちかいりょうほう)」および「道路整備費の財源等に関する臨時措置法(りんじそちほう)」に基づき、昭和40年度(1965年度)から全国で開始されました。整備主体は都道府県で、熊本県においても県営事業として実施されています。

熊本県における整備状況

熊本県では、昭和54年(1979)までに75路線・総延長約252キロメートルの農免道路が完成し、農産物の輸送や生産資材の搬出入に利用されてきたとされています(阿蘇ペディア旧版記載)。ただし、この数値の一次資料での再確認はできていないため、公開前に熊本県の道路・農政関連資料での照合が望まれます。

農免道路と広域農道の違い

農免道路とよく似た制度に「広域営農団地農道整備事業(広域農道)」があります。両者はいずれも農業振興を目的とした道路整備事業ですが、財源制度や整備規模が異なります。

阿蘇地域を代表する観光道路「ミルクロード」の前身である「阿蘇北部第Ⅱ広域農道」は、この広域農道事業によって整備されたものであり、農免道路とは別の制度に基づく道路です。両者は名称や目的が似ているため混同されやすい点に注意が必要です。

よくある質問

Q. 農免道路とはどのような道路ですか? A. 農林漁業用揮発油税財源身替農道整備事業によって整備された農道の呼称です。農業用が農免道路、林業用が林免道路、漁業用が漁免道路と呼ばれます。

Q. 農免道路はいつから整備が始まりましたか? A. 「土地改良法」および「道路整備費の財源等に関する臨時措置法」に基づき、昭和40年度(1965年度)から全国で整備が始まりました。

Q. ミルクロードは農免道路ですか? A. いいえ。ミルクロードの前身である「阿蘇北部第Ⅱ広域農道」は、農免道路とは別の「広域営農団地農道整備事業」によって整備されたものです。

関連項目

参考文献

  • 阿蘇ペディア旧版記事(2016年3月更新版、熊本県の整備実績に関する記載)
  • 土地改良法(昭和24年法律第195号)
  • 道路整備費の財源等に関する臨時措置法(昭和33年法律第34号)
更新日: 2016-03-04 (金) 00:00:00 (3851d)