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阿蘇の自然

草千里ヶ浜(くさせんりがはま)・阿蘇中岳(あそなかだけ)火口(かこう)周辺の利用ルール

概要

草千里ヶ浜・阿蘇中岳火口周辺の利用ルールとは、阿蘇市・環境省・関係団体が定める、来訪者が守るべき一般的なマナーと、テレビ・雑誌・商業撮影・ドローン撮影等に関する許可手続きを合わせた規則です。草千里ヶ浜は現在も馬の放牧管理が行われている「放牧地(ほうぼくち)」であり、放牧の状況によっては立入が制限される場合があります(阿蘇市公式サイト)。

来訪者が守るべき3つのお願い

阿蘇市は、阿蘇山上・草千里ヶ浜への来訪者に対し、次の3点への協力を求めています(阿蘇市公式サイト「阿蘇中岳火口周辺・草千里ヶ浜での撮影ルールについて」)。

1. 放牧中の牛馬に近づかないこと

牛馬に噛まれる・蹴られるなどの事故を防ぐため、放牧中の牛馬とは30m以上の距離を保つことが求められています。急な動きや大きな声で動物を驚かせないことも呼びかけられています。また、口蹄疫(こうていえき)などの伝染病の発生を防ぐため、餌を与える行為は禁止されています。

2. 放牧地・私有地への無断立入禁止

草千里ヶ浜周辺の草原の多くは、地元住民が管理する私有地(放牧地)です。柵で囲まれた区域への無断立入や、放牧地入り口・路上への駐車は禁止されています。この規制には、口蹄疫等の伝染病拡散防止、私有地保護、草原環境の保全という3つの目的があります。

3. ごみの持ち帰り

ごみは指定のごみ箱に捨てるか、持ち帰ることが求められています。違反者には罰金が科される場合があるとされています(阿蘇市公式サイト)。

撮影に関するルール・許可手続き

一般来訪者が手持ちカメラ1台で行う個人的な記念撮影については、基本的に届出は不要です。ただし、テレビ・MV(ミュージックビデオ)・雑誌・商業目的・著名YouTuberによる撮影、ウエディング撮影等では、事前の届出・連絡調整が必要です(阿蘇市公式サイト)。

阿蘇中岳火口周辺(環境省所管地・火口周辺1km圏内)

阿蘇中岳火口周辺でテレビ・映画等の撮影を行う場合は、阿蘇市および環境省への事前届出が必要です。

手続きの名称 内容 問合せ・提出先
阿蘇くじゅう国立公園環境省所管地内撮影届出(様式1) 火口周辺(砂千里(すなせんり)を含む)の環境省所管地での撮影に関する届出 阿蘇くじゅう国立公園管理事務所(電話:0967-34-0254)
阿蘇中岳火口周辺における撮影届出(様式2) 火口周辺1km圏内での撮影に関する、施設管理者への届出 阿蘇市経済部観光課(電話:0967-22-3174)
阿蘇山火口付近におけるドローン等の飛行に関する許可申請 火口周辺1km圏内でのドローン撮影は、調査研究目的に限り許可対象 阿蘇火山防災会議協議会(電話:0967-22-3232)

阿蘇市公式サイト「阿蘇中岳火口周辺・草千里ヶ浜での撮影ルールについて」、2026年8月閲覧)

草千里ヶ浜

草千里ヶ浜でのテレビ・MV撮影・雑誌・商業利用・著名YouTuberによる撮影・ウエディング撮影等には、事前の届出や関係者との連絡調整が必要です。レフ板・ライトスタンド・レールを使用した撮影は禁止されています。放牧中の馬との撮影は全面禁止で、草千里乗馬クラブに待機している馬に近づいての撮影も禁止されています(阿蘇市公式サイト)。

問合せ先 内容
南阿蘇村政策観光課(電話:0967-67-1112) 南阿蘇村内の観光施設撮影等の届出
黒川牧野組合(電話:0967-34-0686) 草千里ヶ浜の撮影利用に関する同意
阿蘇くじゅう国立公園管理事務所(電話:0967-34-0254) 長期の撮影で機材を設置する場合の環境省許可

阿蘇市公式サイト、2026年8月閲覧)

火山活動による規制状況(時点情報・要更新)

気象庁は令和8年(2026)8月14日15時45分、火山性微動の振幅増大と火山ガス(二酸化硫黄)放出量の急増を受け、阿蘇山噴火警戒レベルを2(火口周辺規制)から3(入山規制)に引き上げました(気象庁、福岡管区気象台発表)。この引き上げにより、中岳第一火口から概ね2km圏内が立入禁止となっています。

阿蘇市公式サイトによると、この規制下でも草千里ヶ浜までの通行は可能です。一方、阿蘇中岳火口の見学、および高岳(たかだけ)・中岳杵島岳(きしまだけ)・烏帽子岳(えぼしだけ)への登山はできません(阿蘇市公式サイト「【火口規制情報】噴火警戒レベル3の情報が発表」、令和8年8月14日発表)。噴火警戒レベル3は令和8年8月21日時点でも継続しています(気象庁)。

【要注記】上記の「撮影ルール」ページ(阿蘇市公式サイト)は噴火警戒レベル2の時点で「火口周辺での撮影は全面禁止」と案内していますが、令和8年8月14日以降はレベル3(入山規制)に引き上げられており、火口周辺1km圏内での撮影に関する届出制度そのものが、より広い立入禁止区域(概ね2km圏内)と重複する状態にあります。噴火警戒レベルは今後変更される可能性があるため、訪問・撮影を予定する場合は気象庁および阿蘇市の最新発表を必ず確認する必要があります。

よくある質問

Q. 草千里ヶ浜で個人の記念撮影をする場合、届出は必要ですか? A. 手持ちカメラ1台を使用した個人の趣味での撮影や、家族・友人との記念撮影であれば、基本的に届出は不要です。ただし、植生への影響や乗馬関係者・周囲の人への配慮が求められ、レフ板・ライトスタンド・レールを使った撮影は禁止されています(阿蘇市公式サイト)。

Q. 放牧中の牛馬にはどのくらい近づいてよいですか? A. 事故防止のため、30m以上の距離を保つことが求められています。餌を与える行為は、口蹄疫等の伝染病拡散を防ぐため禁止されています(阿蘇市公式サイト)。

Q. 阿蘇中岳火口周辺でドローンを飛ばして撮影できますか? A. 火口周辺1km圏内でのドローン撮影許可は、調査研究目的に限られます。商業目的等での飛行は原則認められていません(阿蘇市公式サイト)。

Q. 現在、草千里ヶ浜には行けますか? A. 令和8年(2026)8月14日に噴火警戒レベル3(入山規制)が発表された後も、草千里ヶ浜までの通行は可能です。ただし阿蘇中岳火口の見学と阿蘇五岳の一部(高岳中岳杵島岳烏帽子岳)への登山はできません(阿蘇市公式サイト、令和8年8月14日発表)。最新の規制状況は気象庁・阿蘇市の発表で確認する必要があります。

関連項目

参考文献

更新日: 2026-02-20 (金) 04:24:33 (187d)